中学校の時から吹奏楽部に入部し、
社会人になったからも楽器を続けている
私にとって気になるニュースがありました。
熊本県の秀岳館高校吹奏楽部が
夏のコンクール出場を辞退し、
甲子園出場を決めた野球部の応援に
行っているそうです。
吹奏楽経験者、コンクール出場経験者なら
疑問の残るニュースになっているはずです。
私は甲子園で野球部の応援をしたいという
夢ももちろんありました。
吹奏楽部の憧れでもあると思います。
でもコンクールを辞退してまで…と
思うと…
秀岳館高校吹奏楽部が甲子園応援を選んだ理由は？
コンクールの成績が気になる
秀岳館高校吹奏楽部の
過去のコンクールの結果も
気になったので調べてみました。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
秀岳館高校吹奏楽部が甲子園応援を選んだ理由は？
最初のニュースの中では
部員たちは、この夏の吹奏楽コンテストの
南九州大会出場をあきらめ、全国制覇を
目指すナインとの夏を選んだ。
「甲子園が僕らにとってのコンテスト」。
伸びやかな演奏が歓声とともに夏空に響いた。
と良いニュースのように伝えていますね。
コンクールに出るのか甲子園に行くのか、
学校でも話し合いが重ねられましたが
「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいた。
「野球部と一緒に演奏で日本一になります」。
顧問の教諭に決断を伝えた部長の
樋口和希さん（17）の目は真っ赤だった。
この文章はかなり辛いものがあります。
そして新たな情報として出てきたのは
教員から吹奏楽部員に
「大会に出たかったなんて言うな。
甲子園に応援に行きたいって言え」
という発言があったというのです。
私は完全に学校自体が吹奏楽部を
軽視しているように思えてなりません。
もちろん県の代表として甲子園への
切符を手にした野球部は素晴らしいです。
応援したいです。
でもコンクールは別物。
コンクールに出られないと決まった時、
3年生のほとんどが泣いていました。
最後の大会に出場できない悔いは、もちろんあると思います。
2年生も3年生と一緒に出れる大会が最後だったので、涙を流していました。
という証言もあり、これはかなり共感できます。
だってそのメンバーでコンクールに出場
できるのは一生で一回限りなんですから。
4月に新入生を迎えて新しい吹奏楽部として
コンクールに向けて4ヶ月間をどれだけ頑張ってきたか。
その吹奏楽部が上手いか下手かなんて
関係ありません。
実際に私は高校の吹奏楽部は
上手ではありませんでした。
人数も少なく、小編成という
全国大会にはいけない編成での
部門に出場していました。
もちろん、ちょっとでも良い結果、
去年よりも良い結果を目指して
練習しますが、やっぱり最後に残るのは
一緒に演奏した仲間との絆です。
学生時代の思い出だし、大人になっても
やっぱり思い出す貴重な時間です。
何度考えてもやっぱり今回の
コンクールより甲子園を選んだのは
部員の素直な気持ちではないですよね…
コンクールの成績が気になる
ところで秀岳館高校吹奏楽部は
これまでコンクールでどんな成績を
おさめてきたのでしょうか？
秀岳館高校は過去3年間、
小編成の部門でコンクールに出場し
県大会を突破しています。
これは素晴らしいことだと思いますよ。
いくら小編成、全国大会がない部門
と言えども、同じメンバーももう一度
演奏できるってすごく嬉しいことですからね。
ちなみに秀岳館高校は2016年8月1日に
行われた県大会には出場し金賞を
受賞しています。
コンクールは金賞を受賞した団体の中から
県の代表を選ぶのですが、
秀岳館高校の場合、県大会の時点で
代表に選ばれても南九州大会は辞退すると
発表していたため、実際に今回代表に選ばれる
成績だったかはわかりません。
ある部員は県大会で悔いのない演奏が
できたと話していたということなので、
私はこの言葉は信じて、あとは精一杯野球部を
応援して、それを力に変えて野球部には
ぜひとも日本一を目指してほしいです！
あとは、猛暑の中なので、体調はもちろん、
楽器の状態も心配。。。
楽器はほとんどが金属なので、
楽器自体も熱くなると思います。
無理しないで仲間で助け合って
コンクールの代わりに甲子園で
一つになってほしいですね。
